ナニワ金融道場・意見交換BBS

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[152] 【トランプ氏が当選確実 米大統領選、クリントン氏を破る 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJC9323DJC9UHBI01F.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/11/09-18:49)
僕の元に日に何通も手紙やら葉書が届くわけでありますが「青木先生.日本は国の赤字が千兆円もあるけれど.テレビで政治家が「個人資産が千四百兆円あるから大丈夫」と言っていました。だから国は破産しませんよね」と。これ君.ほんまに理解しとんのか……。あれはつまり「国が破産しても.個人から没収すればええのや」と言い換えていることと違うんかい。なんで国が僕らの金のことをとやかく言えるのか。僕やったら.そのテレビ局に電話して.その政治家をまず怒るけどな……。しかしながら.そんな国の経済がジリ貧になるのは目に見えております。よって諸外国は輸出をしなくなり.景気が悪くなる。当然のように日本は信用されなくなるから.国債は下がる。さすれば金利は上がり.インフレに歯止めが利かないハイパーインフレになる。その時初めて国の借金はチャラになり.つまり日本国民は個人資産をチャラにすることで.国家を救うという大事業を成し遂げることになるのでありましょう。僕がこうやってチャラチャラと書いていることを「馬鹿馬鹿しい」と吐き捨てるサラリーマンがおっても.僕は一向に構いません。しかし.一言そういう人間に言いたいのは.では過去の歴史的不幸で.茶番でなかった惨事などあるのか.ということですな。ヒトラー率いるナチス政権の台頭しかり.原爆投下しかり.オウム真理教しかり。もっと言うたろか。徳政令しかり.農地改革しかり.戦後すぐのハイパーインフレしかり.当時の人間はみんな「信じられんことや」と言いながら.起きてしまったことを振り返ったんと違いますか。こういう経済状態.危機に陥ったのは.世界で例がないことではないのです。いや.むしろ多くの国が危機に陥り.その都度再生してきました。ではその再生のカギはなんであったかというと「しかるべき人間が責任を取る」ということに尽きるのや。ところが.何しろ日本にはこの責任の所在意識がどこにもないどころか.下手したらキミら自身に回したろと手ぐすね引いとんのがいるからなぁ……。さ.ここまでやられたら.もうええやろ。現金持っておっても意味ないぞ。株もキツイ.競馬もアカン。そしたら自分にでも自分の子供にでも.あるいは赤の他人にでも投資しといた方がよっぽど確実やで。生きているうちの才能は磨けば無尽蔵。目減りせんよってに。 -『銭道 さすらい編』青木雄二著(小学館¥1200税別)より抜粋 -

[151] 【「土人」発言、警官ねぎらう 知事「たたくと落ち込む」】→ http://www.asahi.com/articles/ASJBN3JF4JBNPTIL00F.html  名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/10/25-07:31)
口は自分から開いてはいけない。そんな時があるとすれば.ものを食べる時だけだ。こっちが黙っていれば相手から話しかけてくるだろう。相手の言葉で何を考えているか.どんな性質の人間なのかがわかる。その本心がつかめれば.自分はどういう出方をすればいいか作戦が立てられるのである。言葉というのは怖い。一度外に出してしまうと.もう引っ込めることは出来ないのだ。「相手の声を録音したり写真に残すことで動かぬ証拠を残す」……。帝国金融にエリート刑事の都沢が.3カ月の期限付きという見習社員で入ってきた。ある時.灰原達は法律をあえて犯し.裁判所をだまして手形の支払い停止の仮処分を出させたことがある。その「悪の醍醐味」に.いつしか都沢も引きずり込まれ.あきらかに灰原達との共犯行為を口にする。そのたびに灰原は.ポケットにしのばせたテープレコーダーのスイッチを入れ.最後にこう話しかけた。「ところで都沢君.今日は平成何年の何月何日だったっけ」これで警察官である都沢の違法行為がはっきりと証明されたことになるのだ。灰原にしっかりと取られたこの言質のおかげで.都沢は今後も灰原に弱みをにぎられ続けることになるのである。ビジネスなどの商談にしても.まず相手の意志をはっきりと明文化して文書やメモ書きに残すだけでも.効力を発揮する。「言った」「言わない」などの口約束だけでは.後で相手がとぼけてしまえば.こちらは為す術もなく泣き寝入りということにもなりかねない。証拠や言質をはっきりと取ることは.相手の動きをがっちりとおさえこむためにも.とても大切なこと。だから絶対におろそかにしてはいけないものだ。 -『 ナニワ金融道 天下大乱 こんなにも凄まじい時代を生き抜く23のヒント 』青木雄二著 / 講談社 ¥1200(税別)より抜粋 -

[150] 【 首相の呼びかけで自民議員が起立・拍手 衆院議長は注意 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ9V5K7MJ9VUTFK012.html?iref=comtop_8_04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/26-23:41)
個人主義が高度に達すると理解に苦しむ事件が頻発してきます。戦時中の軍事教練の下では.前述のような事件は一件も起きていませんから全体主義の復活を願う人々が増えるのも無理からぬことであります。しかし全体主義が広島.長崎をあわせて30万人の非戦闘員を原子爆弾による死に至らしめたのも事実であります。結局.個人主義も全体主義も資本主義社会の中の欠陥の産物であり.この問題の解決は資本主義の枠内では不可能ということであります。結局は.自民党を中心とする政・官の癒着構造に問題があるに違いない。自民党の意向に従うだけの官僚やそのOBがおいしい思いをしておるわけや。不況で荒んだ社会は強い指導者を求め全体主義に向かうのが世の常や。第一次大戦後のドイツがええ例や。あの時は敗戦後の賠償の負担で超インフレが起こったが.その時に現れたのがヒットラーやった。同じ事が日本でも起こらないとも限らんやろう……。日本人は権威に弱い国民性を持っておる。そのせいやろう。たいそうな肩書きを持った人間ほど高潔な人格の持ち主のように考えられがちや。しかし実際のところはまるで違っとる。逆にエラい人間ほど性格が歪んでいて欲深いものや。そのことは自民党の政治家を見れば一目瞭然やろう。国民のことなんぞハナから眼中になく.私服を肥やすことに大わらわで責任感なんてどこを探しても見当たらんという人間ばかりやないか。もちろん.政治家以外でも同じようなケースは枚挙にいとまがないわ。同じ事は企業にもあてはまる。エラくなればなるほど平気で嘘をつくようになっておる。日本の社会では.嘘が上手で往生際の悪い人間が出世するようになっとるのかもしらん。残念やが今の資本主義の社会では正直者ほどバカを見るというこっちゃ。- ナニワ金融道『たたかなアカン』下 社会編/ 青木雄二著 / 講談社 ¥762(税別)より抜粋 -

[149] 【 富山市議会議長、議員辞職の意向 政活費不正受け9人目 】→  http://digital.asahi.com/articles/ASJ9M6D48J9MPTIL00T.html?rm=369 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/20-07:53)
「日本の行政はホンマ腐っとるなあ」日本は「公務員はえらい」という錯覚のもと.悪い平和をずっと続けてきたように思えてなりません……。役人天国日本。公務員というのはラクな仕事や。公務員として就職出来れば.もう幸福一直線いうてもええやろ。財務省の高級官僚や日銀の行員にでもなってみいや。高級料亭でも接待ゴルフでも行き放題やないか。ときたま.官僚の度を超えた接待が発覚したりするけど.それは氷山のほんの一角であって.同じようなことは日常茶飯事で行われているに決まっとる。ワシも実は若い頃.公務員やった。今.思ても.あれは楽やったなあ。何が一番ラクやというて.タイムカードがなかったいうのがラクやった。出勤簿にハンコつけばいいだけの話し。それに.公務員はそもそも仕事の量が少ない。極論をいえば.急ぎの仕事なんかひとつもない。喫茶店のボーイやコピー機のセールスマンが汗水してる仕事に比べたらず〜っと暇なんは確かやろ。さらに公務員はボーナスが年に四回も出る。市役所や町役場なんかでは「一時金」なんていう名目で.実質的なボーナスを支給しているところがあるんや。カラ出張やらなんやらと.いろんな名目でゼニをストックしておいて.それを自分達の飲み食いに充てるなんて裏技もあったな。数えたらキリがない。どや.公務員はホンマ腹が立つほど幸福でっしゃろ。 -『青木雄二の速学世直し道』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[148] 【「蓮の花を支えるレンコンに」 民進・野田幹事長とは? 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ9J535NJ9JUTFK00P.html?iref=comtop_list_pol_n01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/09/17-06:43)
結局.資本主義の社会では.どっかに働きに行かんことには生きていかれないわけですわ。そういう意味で言えばサラリーマンだって労働者なんやわな。企業は自民党でええかもしらんけど.そこで働いとる労働者は.労働者階級の代表を国会に送りこまんとあかんわな。そうせんと.いつまでたっても生活はよくならへんと思うんですわ。今の資本主義を変えん限り.労働者の生活がようなるわけあらへん。資本主義でもなく.社会主義でもないということは.男でも女でもない.第三の人間を作るというような.実現不可能のことのように聞こえますね。人間社会というもんは.常にらせん状に発展していくもんであって.一直線上に発展していくもんやないと過去の歴史が証明しています……。それはそうと.もともと菅さんは市川房枝さんとやっとんじゃないですか。僕が菅さんに言いたいのは.資本主義である限り世の中から.いじめとか差別はなくならんということ。資本主義を守りながら.そういうもんを完全になくすということができますか。僕は出来ないと思いますね。資本主義というのは会社に行っても社長.専務.部長.平社員とおりますし.裁判所でも最高裁の裁判長から.地方裁判所の裁判長や家庭裁判所の裁判長と.どこに行っても階級がありますわな。階級というもんはそもそも差別やし.それがいじめにつながるんだと思うんですわ。これは極論に聞こえるかもしれんけども.いじめをなくすには社会主義にせんことにはどうしようもないんですよ。僕は単純化したらええんやと思うんですけどね。確かに一面的に判断はできんかもしれませんな。社会主義にも欠点はあるし.資本主義にもそれなりの理屈はあるやろう。しかし.僕が言いたいのは.社会的弱者をどう扱っていくかという一点なんです。社会主義の欠点を正し.より良い社会主義を構築する。これが本当だろうと。日本が今のままの資本主義である限り.弱者は救われませんて。ただし.これはあくまでも理想に向かっての過程として捉えとるだけで.今の北朝鮮の政策を肯定しとるわけではないけどな。どっちにしろ.今の日本の社会は崩れてきてますわな。原因は何かいうたら.日本人は今までずっと「一億総中流階級」という言葉に騙されてたからだと思うんですわ。最近になってリストラや医療費みたいな庶民が苦しむ実情が表に出てきて.やっと日本の正体がわかったわけですわ。いくら政府が隠しても.日本経済が崩壊寸前いうことは.誰だって身に染みてわかるでしょう。このままいったらアルゼンチン並みになってしまうんやないですか。庶民がこんなに苦しんどるのに.お上は何も助けてはくれん。そら.人心もすさむやろ。中央集権.国家管理というシステムは.一部の特権階級組織の力を増やしてしまいよる。国の金や権力を一部で独占できるわけやからな。そうなると.国民の事よりも自分の立場や出世が気になって.私利私欲の国になっていくわけや。官僚や役人が利権の裏金で私服を肥やすなんて.そら昔からありますやろ。そもそも資本主義というのは.金を持っている奴が偉いという考え方ですからね。金さえ持っとったらある意味なんでも出来ます。人間というんは弱いもんやから.金でコロッと転んだりしよるんですわ。正直な話.役人は国民のことなんてちっとも考えていませんて。役人とか政治家にはわからんかも知れませんけど.どう考えてもこれはおかしいんと違いますか。それだけこの国が病んどるということですわ。それもこれも資本主義の悪や。今の日本はあらゆる所で行き詰まっていますわな。問題は.それをどうしていくかということ……。今.小泉総理は有事立法を急いでいるように感じますなあ。あれは果たして自分の意志なんかいと思うで。有事立法なんて.そない急ぐ必要ないでっしゃろ。どうもアメリカの言いなりになっているように思うで。日本の目はアジアやなく.常にアメリカに向いとるからね……。あまりにも問題点がありすぎよる。何をどこから手を着けて.どうしたらいいかいうことが誰もわかってないですわな。今の日本は経済もあかん.外交もあかん.教育もあかん。これはどういうことかと言うと.要するに日本の社会全体があかんいうことだと思う。もう待ったなしや。今こそ資本主義を考え直す時ちゃいますか。民主党はとりあえず日本の現状をどう思っとんのか。菅さんは政治家としてどうやって日本を変えて行こうと思ってはるんか。それが聞きたいですね。行き詰まっているからこそ.新しい価値観が要求されとるわけでっしゃろ。僕は今こそ.旧来の利権構造や集金システムを破壊し.労働者の一人一人が安心感と夢を持って生活して行ける社会を作るべきや思っとります。 -『激刊! 青木雄二「銭」青木雄二著 / 主婦と生活社 ¥667(税別)より抜粋 -

[147] 【 少年5人、殺意を否認 暴行は全員認める 埼玉16歳殺害 】→ http://digital.asahi.com/articles/DA3S12534003.html?rm=150 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/08/30-00:39)
 ここ数年.青少年による猟奇的な事件が頻発しております。どうしてこんなしょうもない事をするガキどもが増えてしまったのでしょう。自分勝手で.他者の痛みを感じることが出来ない未成熟な若者達の跋扈は.子育て.初等中等教育.さらには日本という国のありようまで含めて論じなくてはいけない大事な社会問題だと思いますのや。まず動物を虐待する子供には大きな欠落があるというのが.僕の分析であります。つまり自分らが傷つけた犬や猫が.どれほど苦痛を強いられるかという想像力が欠如しているんですわ。すべてこの想像力の欠如に起因している。言葉を換えれば.ある種の思考停止になっているのです。ここに最大の問題が潜んでいるのであります。想像力の欠如は.ではどうして起きてしまったのか……。田舎で育った子供にはすぐにはわからんかも知れませんが.自然と触れ合い.様々な経験を積み重ねるうちに.彼等は自分なりに自然の摂理を体得していくんですわ。人間が生きるために必要な殺生と.無駄な殺生の違いを骨身に染みて理解しているからです。そこにいくと都会の子供はあかんかもしれんな。自然の摂理を理解するきっかけに乏しいから。生命の大切さはなかなか実感できませんって。僕からすると「そんなこともわからんのか。いかんものはいかんのや」と言ってやればええだけの話。あるいは.この地球には食べるものがなくて餓死する子供達が何百万人もいる。こういう現実も教えないといかんでしょう。貧困というものがどれほど悲惨なものか.想像力のあるなしで捉え方は随分違ってくるはずですわ。子育てとは子供の心を育てることであり.想像力を豊にすることが「子育て」の第一歩であります。想像力というのは「心の痛み」に深く関わっておりますが.ひとりの人間として生きていく上で最小限必要な「知恵」と申しましょうか.サバイバルにおいてなくてはならん要素なのであります。親には子供がひとりで生きていくための知恵や技術を伝える義務があります。ところが.資本主義社会というのは.儲かればあとはどうなってもかまわないと.おのれの欲に走った想像力を欠いたアホですわ。こう見ていくと.想像力の後退は資本主義社会の宿命でありますのや。多数決を疑い.あらゆる権力や権威と真っ正面から向かい合わなければ.人間の想像力はどんどん失われていきます。そのことを忘れてはあきませんで。 - 青木雄二のサバイバル育児論『子育て・個育て・心育て』青木雄二著 / 講談社 ¥1048(税別)より抜粋

[146] 【 アマゾン「お坊さん便」、反発する仏教会に想定外の批判 】→ http://digital.asahi.com/articles/ASJ8B4H76J8BULFA00M.html?rm=1242 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/08/11-18:16)
「観念主義や宗教.みんな人の弱みを突いてくるだけ。唯物論の方が人間的なんや」……。戦争の元ゆうたら.民族とか宗教の問題なんでしょ。結局.唯物論か観念論やから。そういうことになります。万人皆平等言うて.おまえ人種が違う.うち来てもらったら困るいうことになるじゃないですか。そしたらこの問題.結局マルクス・エンゲルス.共産主義にするしかないっていう答えになりまっしゃろ。それが言いたかっただけなんです。「職業に関するある一青年の考察」ゆうてマルクスが16.17才で書いてますが.その時はまだマルクスも観念論ですからね。カントとかへーゲルの観念論の方へいっとったんですよ。けれど.最終的には観念論か唯物論だから.ドイツの国立大学に教授になれたけど.マルクスはなれんかった。おまえはとんでもないことを言う奴やからと……。今とそっくりやないですか.自由民主党と。わしが学校の先生しますかって.あかん危険やって。一緒ですやん。歴史いうの。かなわんもんな.こんなこと言われたら。この世に神がおると思う奴は先生になったらあかん。教師になる資格は神がおらんと言う人じゃないとあかんと思う。それやったらお寺と一緒.宗教と一緒になってしまうから.創価学会でもオウムでもあれ.全部神がおると思ってるんでっせ。これをやめさせなあかんわけだ。それを説いとるわけですわ。地方行っても嫌な顔するで.これをやられたら一番困る。宗教家いうのはもう食いぶちがなくなる。唯物論言ったら.飯食えんようになるから.そうしたらもう葬儀屋も墓石屋も困るんですわ。飯食えない。これが人類何千年と続いとるわけです。だから唯物論からいったら.宗教は一番の敵やね。それやからマルクスは「宗教を阿片や」と言うたんです。一時的に癒すだけ。で肉体は阿片打ったらボロボロになりまんがな。そうです.それでそれと資本家がグルになるんですよ。洗脳しやすいから.従うから弱い奴が.奴隷根性になるんですわ。支配しやすいがな。それはダメだってわしは反旗翻してやらなあかん言うてるんですわ。わしは墓参りなんかもしてない。死んだ親父なんて何も関係ないもん。それの方がずっと科学的ですよ。唯物論は物欲的で獣的だっていう考え方があるけど.違うんですよ。唯物論者の方が人間的なんですよ。観念論.イデアリズムとか.理想主義とか訳されるから.美しいとか慈しむとか.香しいとかなるのですが.本質的には間違った考えしとる。だから最初.原始人が唯物論じゃなくて観念論になるのは当たり前ですわ。どうしてかというと.寝ている時に人は夢を見るんですよ。夢の中で遠くへ遊びに行ったり死んだ人に会ったりするから.人間は霊魂の存在を考えたんですよ。だから今でも迷信が残ってて.迷信は観念論ですから宗教は芽生えていったんです。だから人間は人間以外の木にも川にも風にも全部.神様が.魂が宿っとると思う。これを『物活論』とかいうてアニミズムいうんですね。世界の民族もそうでっせ。墓があるでしょう。それでインディアンはインディアンの顔に似せて人形を作るし.日本人は日本人の顔に似せて作るじゃないですか。ゆうことは.人間は誰も神を見たもんがおらんから.想像で作る以外ない。だからギリシャの哲学者の有名な奴がね.もし牛とか馬に絵を描く手があったら.神を牛は牛に似せ.馬は馬に似せて描くだろうと言うてまんがな。だから結局.世界の民族は.神はおらんということに芽生えんと.やっぱり共産主義になっていかんでしょうな。まずはそれですわ。そこでマルクスはそこから一歩更に進んだ現実のこの社会の底辺の悲惨な人々の生活を変えんかったら.宗教はなくならんと言うたんです。何故か。それは救いを求めるからなんです。これ、唯物論の考え方なんです。だから底辺の人々の悲惨な暮らしをなくさない限り.宗教はなくならない。これが共産主義です。日本人いうのは宗教がいっぱいあるからかえってええんやな。だから日本いう国は意外と宗教が多宗教やから.ひとつにまとまれない可能性は高いですよ。しかし.結局は.唯物論か観念論か。資本主義か共産主義になる。そこに少しでも近づいてくれたら良いゆうことでしょうな……。否.それでも講演が終わって「矛盾しとる.青木さんは金儲けしとるやないか」と言われた時に.殺し文句で「わしはどっちでもええんやで」って言う訳や。おまえらが可哀想やから言うたってるだけやと。こんなこと金持ちで言う奴が今までにおったかって言うたら.泣きが入りまんがな。これが最後のしめ。ほいでもう誰も質問せえへん。 -『ザ・青木雄二 ワシのアタマのなか全部みせたる!』青木雄二著 / マガジンハウス¥1000税別)より抜粋 -

[145] 【 マイケル・ジョーダンさん、沈黙破り声明 人種問題巡り 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ7V1RQWJ7VUHBI003.html?iref=comtop_8_06 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/07/27-17:05)
「労働者は祖国を持たない。彼等が持たないものを.それから取り上げることは出来ない。プロレタリアートはまずもって政治支配を勝ち取って.民族的階級にみずからを高め.自分自身を民族として組織しなければならないという点では.ブルジョアジーの意味とはまったく違うとはいえ.プロレタリアート自身.やはり民族的である。」(『共産党宣言』)誰にだって生まれた国があるのやから.祖国は誰にでもあるのではないか.と思いがちやが.祖国というものは.尊敬出来て始めて「祖国」と言えるもんや。マルクス本人も生まれたのはドイツやったけど.流浪することになる。それならとイギリスに帰化しようとしたが「共産主義の扇動家」だからダメやった。それはそうやろね.イギリスとしてはドイツの労働者に「革命を起こせ」と呼びかけている人間がイギリス国民になったら.国際問題になってしまう。そういう環境もこの「祖国を持たない」という発想のきっかけになっているやろうけど.一番の理由は.国際的な共産主義の運動をする時に.民族の違いとか国の違いによって.労働者同士の意見や利害の衝突があったからやないかと思う。マルクスはこの時に国家と民族の違いを引きづることの弊害を痛感したのやないかと思うのや。英語やフランス語やロシア語が入り乱れた討論になったであろう言語の違いも感じたと思う。色々な国の色々な民族によって.闘争の方法や習慣も違う。マルクスを追い出すために除名しようと一種のいじめもあったが.正しい主張をしているのであれば.その人間がどんな仕事をしていようが関係ないはずや。こうした経験もあって.マルクスはブルジョアジーが.国家を超えて世界市場を舞台に活動しているのだから.それに反対するプロレタリアートも.国境や民族を超えて連帯しなければならないと考えたわけだ。もうひとつは将来.先に資本主義が崩壊し.社会主義革命が成立した労働者国家が.まだ革命が起こっていない国に対して革命運動の面で協力するときに.外国の政党が干渉するな.とか自分の国のことは自分で責任をとれ.といったナショナリズム的出張が生まれることを避ける意味があったと思う。労働者は普通.国家の軍隊と闘えるほどの戦力を持っていないので.国際的な世論や連帯によるバックアップがなければ.とても闘いきれない。ある国の政治が激動しているときに民主化勢力.または社会主義勢力に対して国外の支持や支援があれば.どんなに反動的な政府も.おいそれと労働者階の運動に手を出すことができなくなるのや。そういうこともあって.労働者に「祖国」はない。国境を超えて全世界の労働者が協力するという発想が出てきたのではないかと思う。各国で社会主義勢力が政権をとって.労働者がしっかりした権力を樹立したら.その次の段階として国際的な社会主義化を目指すことになる。それが達成されたら.究極的には.すべての国家がその国境を開放して.世界的な社会主義の連邦を構築することが目標になるやろう。だから労働者階級は.まず出発点から.祖国とかナショナリズムにこだわらない.ということになるのやろうな。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[144] 無題 名前:エネルギー名無し (16/07/25-04:40)
 マルクスは究極のニートだったのか。

[143] 【考える、初の一票18歳選挙権「とりあえず行く」】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ6P54B2J6PUTIL02Q.html?iref=comtop_8_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/22-22:56)
 私達は小学校で「日本は立法・司法・行政の三権分立である」「それは国民主権の政治を行うため」と習いました。純情であったあの頃.僕は「なるほど.だから日本の民主主義は正しいのだ」と思ったものです。三権を担うのはそれぞれ議員であったり.裁判官であったり.役人であったりするわけで.そのうちのどこかが不正を働いてもあとの二つの権力が監視しそれを正してくれる.だから大丈夫のはずであったのです。ところがもはやその三権そろって「国民主権」=「国民の意志」を忘れ.その長から下っ端にいたるまで.つける薬がないほどやりたい放題.腐敗に奥深く蝕まれております。そして犯罪行為として世間に知れたものは氷山の一角の.さらにその頂点の一点にすぎません……。しかし.もはやその邪悪さは.封印できないほど腐敗しているかも知れません……。そんな自由民主党の政権を選んできたのは国民でありますから.その責任はやっぱり果たさねばならないでしょう。僕のように.ずっと共産党に投票してきた人達には理不尽なことでありましょうが.ガリレオやコペルニクスが「地球はまわっている」と言ってお咎めを受けたように.始めに本質を見抜く人は理不尽な目にあって歴史に名を残すのですから.ここは辛抱するしかありません。「この憲法が国民に保証する自由及び権利は国民の不断の努力によって.これを保持しなければならない」と.日本国憲法第十二条でも謳っているように.我々国民は自分達の自由や権利は自分達で守り.一部の権力者達によって好きにされないように見張らなければならないのです。つまりは住みやすい国を造るには.国民こそが怠けてはいられないのであります。逆さまを正すのは他人に頼んで.他人にやってもらうことではありません。スーパーマンもウルトラマンもいないのです。あんたが選挙で「自由民主党ではダメだ」と意思表示するしかないではありませんか。 - 『青木雄二のヴェニスの商人』裏か表か.嘘か真か見抜いたる! - 青木雄二著 / フォーラムエー / ¥1143税別)より抜粋 -

[142] 【 吉永小百合さん「武器より対話を」若者に投票呼びかけ 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ6D5G6PJ6DPPTB005.html?iref=comtop_8_05 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/13-17:54)
ある地方で講演を終えたあと主催者と話していて「日本には民主主義なんてあらへんのや」そう実感したのであります。その主催者は僕に「青木さん.有権者が百人の村があるとしますね。その村で選挙があって.有権者全員が投票に行ったのに.開票してみたら九十九枚しか投票用紙がなかった……。このミステリーの謎がわかりますか」「はて.なんやろ。候補者があんまりアホばっかりやから.腹を立てた癇癪持ちが投票用紙を破って捨てたんか」「そんな話しじゃないんです。この村にはね.民主主義社会なんてないんです。村の親分が投票さえ思いのままにコントロールしているのが.地方選挙の実態です」「どういうことや」田舎の村にはボスがいます。その地域の大きな地主だったり.古くから商売をしている家だったり.どこの地方でもそんな人間が必ずいてるものや……。「お前らな.ええか.投票所に行く前に.必ずワシの家に立ち寄るんや」「はぁ……。」なんのことか解らずに支持者がボスの家に行くと.そこには既に一枚の投票用紙がある。「お前.ワシの目の前で.ちゃんと凸山凹夫と書かんかい」これはつまり野球の打順と同じで.投票所に一人ずつ行かせる仕組みなのであります。これを繰り返せば.みんな否応なしに.ボスの言うとおりの候補者に投票しなければならないわけや。こういう仕組みだから.最終的に投票用紙が一枚足りなくなる。ほんまに人間という生き物は.自分が得をするためなら.どんな悪賢い事でも考えつくもんや。自分の意志とは無関係に投票しなければならないというのは.奴隷と同じ.いや奴隷以下の屈辱的な状態である。こんなことがまかり通る国に民主主義はない。日本はこれからますますひどい不況になります。僕はそう確信している。ほとんど終戦直後のようなひどい時代がやってくると覚悟しておいたほうがよい。そんなひどい世の中にしてしまった責任は.一体誰にあるのか。ここでそれをはっきりさせておこう。日本国をここまでどうしようもない国にした責任は疑いもなく自民党にある。僕が必ず質問することに「選挙のとき.どこの政党に投票してるんや」「いや.選挙はあまり行ってへんのです」という若い連中「自民党に入れてます」という新入りアシスタントがいると.重ねて質問した。「なんで自民党を支持してるんや」「そら.自由で民主的やからに決まってますやん」そいつらは本気でそう信じているようであった。世間の若者は政治に関してせいぜいその程度の認識しかもっていないのであります。それ.完全に間違うてるで。認識不足もはなはだしい。自民党というのは.資本主義を擁護する政党や。自由とか民主主義とか.そんなもんは「安くてうまい」という食堂の看板と同じであって.実態とはまるで無縁である。だいたい自民党のエグさは.ちょっと考えたら誰にでもすぐにわかるはずや。自民党の政治家は.なんであんな豪邸に住んでいるんや。僕の普通の頭で考えると.あっちこっちで悪いことをし通さないかぎり.とてもそんな豪邸に住めるはずがないと思うのである。自民党の政治家は.結局のところ企業に利益を与えて.その上前をはねて大儲けしている。自民党の政治家は国民のゼニを貪って肥え太っているんや。まったく嘆かわしいばかりの日本の政治状況やが.しかし.こんな政治家を選んだのはじつに国民自身なのである。日本の国民が選挙で選んだ政治家が悪さをしているのである。そこんとこ.もうちょっと考えなおさないとあかんのやないか。「ほんまに.日本の政治家は腐りきっとる」と怒るのなら.選挙のときにそんな政治家に投票した国民をこそ怒るべきである。それを忘れて政治家ばかり非難しても.世の中はちっともよくならない。大切なのはまず.国民の意識そのものを変革することである。国民は自分達の自由と権利が.ゼニの大好きな政治家達に踏みにじられないように.常に監視しておかなければならない。自分達が自民党の政治家やその手先の文部省の役人達に洗脳されていないかどうか.常に検証していなければならない。住みやすい理想の国をつくるためには.国民だって怠けるわけにはいかんということや。 -『ナニワ憲法宣言』青木雄二著(角川春樹事務所¥1200税別)より抜粋 -

[141] 【 本日6/9は故・青木雄二先生生誕の日ですね  】 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/06/09-00:00)
 本日6/9は.故青木雄二先生生誕の日ですね。いつもこの日には御提言申しあげていることですが.青木先生の「観念論と唯物論について」「神はいない」「物の見方・捉え方・考え方」「いつの世も発言より行動が先であった」等々.数々の問題提起と共にそこに連なる真理に向けて.改めてこんな時こそ漫画 でもエッセイでも青木作品を今一度しっかりと読み返したり.それらに触れる事で再認識する日にしたいものです……。「人生という長い道のり。歩くのも.走るのも.あなたの自由である。しかし.スピードを競うのはやめよう。たとえゆっくりでも夢と希望を抱いて.着実に前進しようではないか。道の彼方にある勝利の扉を開けるために……。人間は.みな平等やとかいうやろ。建前としてはそうなってるが.現実はそうやない。あらゆるところで.不平等がまかり通っている。僕はマルクスに心酔している人間や。地球人類全員が.平等で幸福な生活を営んで欲しいと思とる。嘘も隠しもなくそう思てるし.そうするために努力せんといかんいわれたら.目一杯努力はさせてもらおうという気持ちや。僕は人間というのは.もともと不平等と教えるべきやと思う。本音でいうべきなんや。建前を教えるから.子供が社会に出てから.戸惑うことが多くなるのである。ようするに人間いうのは.生まれる国.時代.環境によって.明確に差がつけられている。しかも.それは本当に運だけの問題なんや。どの親から生まれるのかは.言葉を使って赤ん坊がリクエストするわけにいかんのや。きついと思うやつがいるかも知れんが.とりあえず人間は不平等であると子供に教えるべきである。そう教えておいて.でも理想は全員が平等になれる世界やねんでと諭していく。これが大切やと思うんや……。僕も五十の大台を越えた。僕は.フト思う。僕にとっての「青春」とは一体何であったか.と。青春は.青臭くほろ苦い。それでいて甘酸っぱくもあるし.気恥ずかしくもある。あるときは光り輝き.あるときは雨雲のようにドンヨリと曇っていたりもする。肉体的に言えば青春というのは大人になる前の一瞬の煌めきかもしれないが.精神的な意味ではいくつになろうと.青春は自分の心の中にある。僕の心の奥底には「まだまだ.これからが青春や」との想いも強い。そのうち必ず「何か」をするはずや。「何か」が何かは.今のところ僕にもわからん。その「何か」が何か.自分でわかったとき.僕は雄々しく立ち上がるはずや。」 -『ナニワ青春道 完結編』青木雄二著(ぶんか社 本体¥970+税)より抜粋 -

[140] 【 マイケル・ダグラス氏「大統領、広島で強い言葉発して」 】→http://www.asahi.com/articles/ASJ5D5JTLJ5DUHBI01Y.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/05/22-12:05)
「この社会はゼニと資本家が神様になっている資本主義なんやで」資本主義というのはカラクリが複雑やし.人間の本能に訴えかけるところがあるんやな。だからマルクスも『資本論』書くのに何十年もかかった……。資本主義っちゅうのは.相手を奈落の底にたたき落とさな.己は幸せになれん社会のことや。現実を直視してみよ。世の中には.ボロ儲けして偉そうにしてるヤツと一生懸命働いていても貧乏なままの人間がいるんや。それが今の世の中やと.ありままをキチンと教えたらんかい。その上で.子供達の意志で将来を決めさせてやればええ。現実を教えなければ.現実に沿った夢は見れんやろ。「無知こそ不幸なり」よう考えてみい。世の中にはちゃんとカラクリがあってやな.儲かるヤツは何もしないで儲かるようになっとる。そこんところを見過ごしていると.幸せなんか絶対に手に入らへん。もうひとつ言うとこか。なんでみんな同じだけ一生懸命働いているのに.こんなにも収入の差があるんかいうことを……。結局のところ「世の中には得をする側の人間と.損をする側の人間がいる」という強烈な公式に集約出来るちゅうわけや。言葉を換えれば、世の中には搾り取る人間と搾り取られる人間がいるということですわ。ワシにはこういう社会のシステムについての無知こそが.不幸の根源に思えてならん。ただただ生きて.毎日の生活を有り難がっているだけでは.人間は決して幸福にはなれん。世の中にもっと大きな目を開いて.自分達が生きている社会がどんなカラクリで動いているかを知らなければ.本当の幸福は手に入らんのやで。それは人間や社会の本質のことや。日本は資本主義社会である。資本主義は民主主義でもあるから多数決で物事が進んでいくのが原則や。多数決言うのは.数字の多いほうの意見が優先されるということ。それが必ずしも正しいとはかぎらないが.原則やからしかたがないわな。けど問題なんは.何の根拠もなく思い込みだけで物事を判断した場合の多数決の怖さや。例えば.多数決の論理に慣れた日本人は.天動説を信じて疑わんかった頃の人間と同じやと思うで。垂れ流しの情報を事実として信じてしまって.疑うことをしなくなっているんや。目の前の事実は必ずしも真実ではない。真実を見抜く目があれば.社会.人.政治などあらゆる分野に対応できる幅の広い人間になれるんや。資本主義の日本でもアメリカでも.自分自身に自覚がなければ.理想社会に惑わされて自分を見失い.道に迷ってるちゅうことや。自分に責任をもっていれば.道に迷ったとしても.迷っているという自覚がもてるやろ。ほとんどの日本人が迷っていることにも気付いてへんのや。もし自分達が本当に幸せをつかみたいのなら.社会のシステム自体を変えるしかない。その為にも政府に洗脳されている国民がそれに気付いて.文句があるときには大声で叫ぶことが大切や。大声で叫んで.この世の中を変えていく。これしか方法はないで。マルクスは資本家に搾取されている労働者をゼニの面で自由にするために.共産主義を打ち出した。ワシがこれからやりたいこと……。それはやはり今の社会の意識改革や。当たり前の話しやけど.資本家は必死で自分達の財産を守ろうとするわな。貧乏人がそれを奪うには選挙や啓蒙活動と言った意識改革を浸透させながら.社会的弱者が自分達の地位を向上させなあかんというとるのや。マルクスの理論をひとりでも多くの人に理解させ.ひとりでも多くの人に資本主義の悪の本質を「なるほどな」と感づかせる。この本を読んだ方々が.ワシと同じように社会矛盾の根源を追求するようになって欲しい。そのためにはもっと賢くならなあかん。机の上での勉強も大事やし.社会生活の中で得る勉強も大切や。何より弱者に対する愛情と.自分自身の向上心も大切やと思うねんけどな。マルクスも戦ったしワシも戦っとる。どや.一緒に戦ってみいへんか。ほんまにこの国は.アメリカに原爆落とされて.キンタマまで抜かれてしまったんやなあ……。「観念論者でいる限り.いつまでたってもカモのままやで」 -『青木雄二の速学世直し道』青木雄二著/ メディアファクトリー ¥950(税別)より抜粋 -

[139] 無題 名前:エネルギー名無し (16/05/15-03:22)
 本当にマルクス信者は救いようがないね。
 いくら腐れ資本主義の病癖を糾弾したところで共産主義が人類史上最悪のイデオロギーと言う事実は消しようがないよ。

[138] 【 都知事、スイートルームで「熊本地震の会議」米出張中 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ4Q5FTYJ4QUTIL03H.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/04/27-21:33)
「役人とは.一体どんな人間が優秀なのか」役所は営利を目的としとらんから.個人の売り上げや利益率などで判断することは出来ない。基本を言えば「公僕」というくらいなんやから.庶民に対しての良い役人が優秀なのやと思いたいところやが.その辺の判断は役所の上役がするしかないわけや。役所の上役にとっての良い部下とはどんな役人なのか。それは.予算をたくさん取って.取った予算をきれいに使い切ることと違うか。少なくとも.今までの役所ではそうだったはずや。言うなれば.税金の無駄遣いがうまい奴が優秀な役人。いくら能力等級制度といっても.そんな基準で優秀とされる役人が上に上がっていく可能性がある以上.役所の基本的な体質は改善されないやろうな。役所の税金の無駄遣いの原因の中には.補正予算というもんもある。補正予算は景気対策の為に組まれるものやが.日本の政治家と役人は景気対策といえば.土木工事という単細胞が揃っとる。だからこそ意味のない工事を無理矢理行うわけや。でもや.そんなことで潤うのは.一部のゼネコンと談合などの口利きをする役人だけや。問題なのは.役人の金に対する意識の甘さなのや。奴等役人は.自分らの無能さによってこしらえた借金を自分で返そうなんてこれっぽっちも思っとらん。「足らなかったら国債を発行すればいい」「補正予算を組めばいい」と実に安直に思っとる。自分の腹はちっとも痛まんからな。一言で言えば金銭感覚の欠如なのやが.この国の政治家と役人にも全く同じ事が言えるわけや。政府と役人には.一般庶民の金銭感覚がない。個人レベルでの金銭感覚はあるのかもしれんが.少なくとも税金を使う場合にはまったくないのや……。確かにそれによって.そこに既得権益が生まれ政治家や役人の懐は膨らみ表面上はみんなが儲かるという構図が出来上がった。しかし.税金の無駄遣いによる増税は.決して許されるものではない。そもそも日本の税金が高い一番の理由は.税金で儲けとる役人が多すぎるからや。役人は既得権益を持ち.公用車を乗り回し.住宅にしても庶民には信じられんような優遇を受けとる……。この大不況下にあって.庶民は企業のリストラによる失業に悩まされとるわけやが.役人のリストラは一向に進まない。リストラが進まないどころか.各省庁は全国で二一万人もの非常勤職員がおって.役人達のコネとしか思えんような方法で雇っとる事務系のアルバイトが三万一千人もおる。しかもこのアルバイト.いずれもかなりの高収入を得ております。いうまでもなく.この給料はすべて税金。この国の役人には.ほんまに経済観念がありませんわ。 -『激刊! 青木雄二「銭」6 税金 腹の立つ話し』青木雄二著 / 主婦と生活社 ¥667(税別)より抜粋 -

[137] 【 元患者「胸に響かぬ」 ハンセン病特別法廷、違憲認めず 】→http://digital.asahi.com/articles/ASJ4T5FTSJ4TUTIL05K.html?rm=337 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/04/27-02:36)
『淀川河川敷』 地球上の土地というのは.地球誕生の歴史から鑑みて.本来誰の所有地でもなかったわけです。地球上の生物皆のものでした。それを一部の悪知恵の働く人間が.柵をめぐらせて.所有権を主張するようになった。そうすると.後からこの世に生まれてくる人間は.生まれた時点で.自分の土地はどこにも残っていないことになります。また反対に.土地をもっている家族に生まれた子供は.何の努力もしなくても.優雅な人生が保証されていることにもなります……。このことは.資本主義である限り避けて通ることの出来ない.大いなる矛盾だと思います。大阪では賃貸ビル.マンションの大家が.電気代.水道代.ガス代を上乗せして.店子から家賃以外の費用を.不当に搾り取っている現実があります。21世紀まであと3年だというこの日本で.信じられないことが本当に起こっているのです。「日本は法治国家だ.そんな大家の横暴が許されていいはずがない。裁判に訴えるべきだ」と言われるかも知れませんが.僕は日本の裁判では絶対勝てるという保証はどこにもないと思います。はたして日本の裁判官に.彼等を敵に回して.電気料金を上乗せすることは.不当であり違反であるという判決を出せる.根性のある裁判官がいるとお思いですか。もし判決を出せば「じゃあ.今までの富を吐き出せ」という訴訟も当然起こってくると予想されます。これが日本の現状なのであります。ところで.資本主義社会とは何であるかと言いますと.生産関係を土台として.その上に二つの上層建築が成り立っております。第一のそれは.政治・国家・法律という広い意味での政治であり.第二のそれは.宗教・芸術・道徳・科学などの思想文化であります。現在の日本は.まだまだ一切が搾取階級の思想文化なのであります。つまりひらたく言えば「お前は労働者として.この世に生まれてきたのだから.これはもう仕方のないことなのだ。社会のためになるよう一生懸命働きなさい。そしたらあの世に行って幸せになれる。」というような思想文化なのです。搾取階級が.思想文化を持たなかったとしたら.思想的に無防備になってしまいます。そうすると資本家は3年はおろか.1年ももたないでしょう。日本の裁判官は.そういうことを考慮に入れて判決を出しているように思えてなりません。僕が絶対に勝てる保証はないというのは.実はこのことなのです。それが証拠に.沖縄の基地問題でも.期限の切れた地主の土地を.反戦地主が「返してくれ」と訴えても.裁判所は国に対して「返せ」という判決は出しませんでした。この国の正義はどこに行こうとしているのか。そのようなことをたえず考えていた49歳頃の作品が.『淀川河川敷』なのです。 -『さすらい』青木雄二傑作集(マガジンハウス¥950税別)より抜粋 -

[136] 【 千人の食を支える大釜 富山の社長、避難所に持ち込む 】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ4R5GNQJ4ROIPE01D.html?iref=comtop_6_01 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/04/25-22:01)
僕がよく「唯物論でいかなあかん」というのは、マルクスの唯物論のことや。僕はいつも.もし.神様.仏様.イエス・キリストさんが人々を見守っているのやったら.ここのテーブルの上にあるコップを「動かして下さい」と祈ったら動くかと.みんなに聞く。それはコップがどうしたって動かないことは.誰にだってわかるからや。もし.祈ることで.秋の収穫が豊作になるのやったら.余分にあくせく働くこともない。ところが.神や仏を信じて.自分以外の誰かが何かをしてくれる.と考えるのが唯心論や。唯神論ともいうな。心に唱えただけで豊作になるとか.極楽にいけると思い込むのがそれや。ようするに宗教やね。別に神や仏がいると勝手に信じるだけやったらいいけど.何故.彼等がああなるのかと言うと.これがすべて唯物論を理解出来ないからや……。マルクスの唯物論は「物質的生活」つまりその人がどんな仕事を.どういうふうにして生きているか.と言う事が人間のものの考え方や社会的なあり方を決めているというものや。自分が何を信じていようと.何を期待していようと.その人が労働者で.資本家から賃金を受け取っていれば.そう言う人間として存在し、搾取されている人間としての自己がある.ということや。逆にどんなに立派なことをいっていても.労働者から搾取する経営をしていれば.その人間は搾取する人間として存在しているわけや。これはマルクスの社会全体についての認識の基礎になるところや。つまり.社会のあり方や政治体制は.道徳や宗教によって決まるのではなくて.その基礎となるゼニ.つまり経済構造によって決まる。ということになる。また.マルクスはこうもいっている。「思想の歴史が示すものは.精神的生産は物質的生産とともに変化するということにほかならないではないか。ある時代の支配的な思想は.常にその支配階級の思想にすぎなかった」(『共産党宣言』)マルクスの唯物論にもとずく認識では「物質的生産」が思想を変え.社会を変革してきたというのや。そしてその社会を支配した階級に都合の良い「思想」が.その時代の思想として採用されている。これこそが唯心論の限界ということや。つまり.キリスト教が地動説を認めていなかった時には.ガリレオは嘘つきにされ.今は.資本家が社会を支配しているから.資本家に都合の良い宗教だけが奨励される……。マルクスはこういう支配階級のウソを根本的に暴いた。だから.文部省はマルクス主義を教えない.支配階級の思想による洗脳ということや。ところが.マルクスは.どん底の生活の中で.その後130年以上.世界中に影響を与えてきた『資本論』を書き続けていたのやから.凄いとしかいいようがない……。マルクスの思想が持つ最大の魅力は「強きをくじき.弱きを救う」という正義性だと思う。貧しい者が助け合って.独善的な金持ちを倒す.という話しは僕自身好きやな。日本には昔から「勧善懲悪」の考え方があるが.これが権力をかさにきたものだと気にくわない。自分の力で困っている人や貧しい人を救うのがええのや。そしてマルクスの思想には.そういう正義感というものがある。そして「共産主義は完成した自然主義=人間主義」だとしている。おまけに「無神論の人間愛は哲学的・抽象的だが.共産主義の人間愛は実在的で活動的」やとはっきりいっている。お互いを尊重して.理解しあい.差別や抑圧なしにつきあう.という人間同士のあるべき関係が.労働者が権利を獲得して.自分達を解放するためにも基本になるのやな。尊重し合い.理解しあい.助けあう。これがマルクスの「愛」だ。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -

[135] 【 株価急落 原油安・円高・熊本地震の「トリプルパンチ」  】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ4L2VXPJ4LULFA002.html?iref=comtop_6_05 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/04/18-16:40)
地球上の人類は.最終的には.誰もが平等に暮らせるようになると.僕は信じている。いつかきっと.すべての人間が.平等に幸福を分かちあえる「地球村」ができるに違いない。それまでに何年かかるか.十年や二十年でできることではないだろう。百年.二百年と気の遠くなるほどの歳月がなければ.そんな理想の世の中は出来ないだろう。マルクスの提唱した共産主義社会は.ソ連と東欧で多くの失敗例をみせた。それは共産党の幹部や役人達が.おいしい思いをして国民に平等に富を分配しなかったからだ。せっかく理想の社会を目指しても.人間は欲が深くて胡散臭くて.すぐ目の前のゼニに群がってしまう。自分だけが得をする側にまわろうとする。もちろん僕だって例外であるわけがない。僕だって.欲の深いただの人間である。共産主義の国家は.これからも失敗するかもしれない。いや.必ず失敗するだろう。しかし.ひとつの国で失敗するごとに.人間は賢くなっていく。次はどうすれば.もっと平等な国ができあがるのかを考えるようになる。そういう人間のエネルギーと学習能力を僕は信じたい。「幸福などというものは.けっして人や神から与えられるものではない。自分で闘って勝ち取るものだ」弱者といえども.力を寄せ集めて勝たなければ.幸福は手に入らない。そのために.人間は想像力を持っているではないか。闘う力を持っているではないか……。人類は数千年の歴史の中で.様々な哲学を生み出した。しかし.覚えておく必要があるのは「観念論と唯物論のふたつだけ覚えておけば.世の中の裏と表がすべて見えてくる」この世の中は「観念=思うこと」でできあがっているのではない。実在と実在のぶつかりあいのうえで.人間は生きている。生きて存在している人間と人間との闘争の上に.人類の歴史がある。僕たち一人一人の人生がある。地球ができて.人類が誕生してしばらくは.原始共産制社会だった。それから奴隷制社会が誕生する。そして封建社会となって支配者と被支配者の関係が.システムとして固定した。それから産業が起こり.富を所有するブルジョアジーと.只々搾取されるプロレタリアートが分離し.資本主義社会が生まれた。これは世界中のあらゆる国や地域で共通した現象である。人類があらゆる場所で.このように同じ発展の過程をたどってきたのは.それがつまりは.生産力と生産関係とのせめぎあいの結果であるからだ。もしも.観念論が正しいとすれば.社会はこんなふうな発展は遂げなかったはずである。人間の観念こそが世の中を動かしてきたのだとすれば.さまざまな観念に従ってまるで異なった発展の形をとるのが自然だろう。今.はっきりいって.日本の社会はボロボロである。崩壊寸前といった様相を帯びてきている。しかし僕に言わせれば.これだって次に登場するべき平等な社会への移行の前兆なのだ。新しい社会が訪れるためには.古い社会が崩壊しなければならない。古いものが壊れなければ.新しいものは出てこない。僕たちの日本が.新しい時代を迎えるためには.まず今の腐った政治が崩壊しないといけない。その前兆はすでにあちこちで現れている。これから益々.そんな兆候がひんぱんに現れてくるだろう。それは誰もが平等に生きられる社会が登場してくる前兆なのだといってよい。僕たちは今.その過渡期にあって.よりよい社会が誕生するのを眺められるポジションに立っている。待っているだけでは.より良い世の中はやってこない。大声で叫んで呼び寄せなければならない。「大声で叫べば叫ぶほど.幸福は一歩づつあなたに近寄ってくる」「理想の社会」という言葉は.とても青臭くて.現実味のないものに思えるかもしれない。しかし.地球をながめわたしてみれば.狭い陸地に大勢の人類がひしめいている。もうこれ以上.戦争が起きたり.一部の人間が富を蓄積したりしていると.とてものこと.大勢の人間は生きていけない。今のこの世の中を変えていくためには.正直なところ.僕は「痛み」が必要だと考えている。痛みなくして.新しい世の中は誕生しない。誰もが痛みを感じずに.素晴らしい世の中が突然やってくるなんていうことはない。今.われわれの日本で.まず痛みを感じなければならないのは.自民党の政治家である。僕が「自民党」というときには.日本共産党以外の全ての保守政党をさしている。どのみちみんな資本主義擁護.大企業擁護の「資本主義党」なのである。だから僕はまとめて「自民党」と読んでいる。自民党.すなわち資本主義擁護の政党が政権をとっていると.いったいどういう世の中になるのかを考えて欲しい。それは庶民の税金を.大銀行に投入する政治である。大銀行を助けはするが.震災の被災者にはろくに分け与えようとしない政治である。大企業から合法的に「政治献金」を受け取り.その見返りとして.税金や国債を投入して公共事業を発注する政治である。こんなこと.いったいいつまで繰り返していくつもりなのだろうか。それを終わらせられるのは.国民である。国民が選挙で.自民党に投票しなければ.こういう金権体質も終焉を迎えるのみである。さらにもうひとつ.痛みを感じなければならない種族がいる。いうまでもなく大蔵省を代表とする官僚・役人である。官僚のやることといったら.まさにゼニにたかる蛆虫ではないのか。ほんまに質が悪い……。そしてもうひとつ.僕は言っておきたい。まだ他にも痛みを味わわなければならない人達がいる。いったい誰か。「それは我々.国民自身である」政治家や官僚の無茶苦茶を長い年月放置してしまったのは.国民である。ゼニが大好きなくだらない政治家を選んでしまったのは.やはりゼニが大好きな国民である。公共事業で自分の所だけおいしい思いをしようとたくらんだ人間が多いから.自民党がずっと政権を維持してきたのだ。こういう点をすべて改善するために.誰よりも我慢しなければならないのは.国民自身なのである。他人に我慢させておいて.自分達だけが楽な思いをできるということは.期待しないほうがよい。それでは.まるで自民党の政治家.大蔵省の官僚と同じではないか。人間は胡散臭い生き物である。誰もが「自分だけは得をしたい」と考えている。ここでもう一度.マルクスの言葉を繰り返しておこう。「哲学者達はこれまで世界をさまざまに解釈してきたに過ぎない。だが重要なことは世界を変革することである」変わらなければならないのは.誰よりもまず.国民自身である。そうすれば.世の中は確実に変わっていく。 -『ゼニの幸福論』青木雄二著 / 角川春樹事務所 ¥1200(税別)より抜粋 -

[134] 【「私たちは怒ってる」高市氏発言に抗議 岸井氏降板語る】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ2Y5HH6J2YUCVL01Z.html?iref=comtop_list_cul_n04 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/03/01-15:51)
資本主義というのは.貧富の差を生み.階級を作り.ひいてはそれが差別の根源となるわけや。今の資本主義が壊れて共産主義という新しい時代になると.そら.社会のシステムなんかコロッと変わりよる。一番困るのが.いわゆるブルジョアと呼ばれてる人種やろな。ええ洋服を着て.ええものを食べ.いい所に住んでと.金を湯水のように使い今.贅沢三昧してる奴等のことや。そういう人間にいきなり生活のレベルを下げろと言うてもでけんいうことや。共産主義いうのは.すべての人間が平等になるいうこと。そうなれば当然.上は嫌がる。共産主義になったら金持ちだけやなく.プチブルという軽度の貧乏人でも生活レベルが下がるようになる。だからかなりの人間が嫌がるやろな。金持ちを納得させ.貧乏人の意識を高めながら共産主義に引っ張っていくというのは.かなり難しいやろとは思う。そうなるとやっぱり.ヒトラーとかスターリンといった.強烈な人間が出てこんとあかん言うことになる。ヒーロー待望論なわけよ。でも歴史的に見て.リーダーシップのあるヒーローは国を崩壊させる危険もはらんでるわな。やっぱり時間かけて.ゆるやかに共産主義になるのを待つのが賢明なのかもしれん。今.中国で問題になっとることに.似たようなものがある。自由民主党が日本で共産主義革命の運動やるいうたら一番嫌がるように.中国は共産主義を破壊されるのが一番嫌なんや。その中国で問題になっているのが気功による集団「法輪功」いうやつや。それをなんで中国は徹底攻撃するかというと.あの団体の教えそのものが.マルクスの学説に反するからなんや。これまで中国が必死になって築き上げてきたもの.つまり共産主義が「法輪功」によってゆがめられてしまう。だから.ここで徹底的に潰しとかなあかんいうことやろ。しかも.そこに他国の利害も絡んできてるやろ。ズバリ言えばアメリカや。資本主義社会であるアメリカにとっては.共産主義は崩れたほうがええ。だからこそ喜んで「法輪功」の指導者を匿っとるわけや。中国政府に「身柄引き渡せ」って言われたって引き渡さんで。「法輪功」に対する中国の過激なやり方を見て.それって弾圧ちゃうのん。やっぱり共産主義は怖いと勘違いしてる奴もおるやろ。でもな.よう考えてみい。立場変わったら日本かて同じ事やるで。例えばやね.日本で誰かが「日本の腐れ資本主義を壊さなあかん。本当の意味で自由で平等な社会を作るためには共産主義なんや。さあみんなで共産革命やろうやないか」って言うたら.さすがに弱腰の日本の公安でも取り締まるやろ。それと一緒のことなんですよ。そういうもんなんや。だから一概に中国を一方的に責めることはできんと思うで。結果的に言えば.将来はゆるやかに共産主義になっていく。何回も言うけどそうならざるをえないんですわ。人間はみんな個人個人.心の奥底では「自由で平等の立場に立ちたい」という気持ちがある。逆に言えば.そう言う気持ちがあるからこそ人間いうことになるんです。「人間は意識して.意欲して.行動する動物」それを誰も止められない。なんぼ弾圧しても次から次へとそういう動きは出てくる。その意識がある限り.共産主義の世の中になっていく。ある意味.それは自然の流れであり.摂理なんですわ。それがマルクスの学説なんや。あの封建主義の江戸時代でも.陽明学者の大塩平八郎。山片幡桃.由井正雪.西郷隆盛.坂本龍馬といった人間が出ましたやろ。明治になってからだって幸徳秋水.大杉栄といった人材が出た。つまりどんな時代であっても.新らしいイズムを持った人物が出とるわけや。実力もないのに.立場だけで禄高をはんでいる上級武士を見てるから.なんでもお上のお達しどうりという.そういう状況が我慢できなかったんやろね。「なんでや!」とお上を追求する気持ちが心の底から出てきたわけや。そういう突出した人達が歴史を.世の中を.少しづつ変えて行ったいうことになる。 -『青木雄二の天下取ったる! 地の巻』青木雄二著/ぶんか社¥1400(税別)より抜粋 -

[133] 【 SPEED今井絵理子さん立候補表明 参院選に自民から  】→ http://www.asahi.com/articles/ASJ2956XLJ29UTFK00M.html 名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会 (16/02/10-15:59)
世の中の変化は凄いもんやね。この10年の日本の政治.経済の動きを見ているとホンマにそう思うのや。今の日本は世も末でっせ。世紀末特有の腐敗しきったドロドロとしたウミが.日本の社会のいたるところから滲みだしているということや。こんな惨状になったのは.いったい誰のせいなんや。政治家が悪いのか.国民が悪いのか。色々言う評論家はおるけれど.ボクは結局.国民自身が悪いと思っている……。こう言ったら納得できるんやないやろか。政治が乱れ.経済が乱れ.教育が乱れきっている。みんなそう思っているのに選挙では.自由民主党に相変わらず投票している。政治が悪いと思ったら.日本は民主主義国家なんやから.国民は選挙で政治を変えればええんや。日本の国民は.そんな当たり前のこともわからんトロイ国民といわれても仕方ないのやないか。そもそも。70歳.80歳のいい年寄りが.資本主義と共産主義.観念論と唯物論の違いも理解出来ていない。学校で教えてもらわなかったからわからないのか.それとも文部省が教師に圧力をかけて子供達に教えないのが悪いのか。とはいえ.文部省の黒幕は自由民主党だから.本当は自由民主党が一番悪い。それでも目が覚めない国民は自由民主党に投票してしまう。何故かと言えば.自民党は「自由で民主的な党やから」というわけや。ホンマ.自民党を支持する人のかなりの部分がその程度の政治意識しかないのやで。だから.国の乱れと政治意識の低い国民は.ニワトリと卵の関係にあるといえるんや。そやけどこれは.民主主義の宿命や。どんなにトロイ人間も賢い人間も選挙では一票しか投票できない。国民はよくよく政治家を選ぶ目をもたないといけないということや。いまの社会に不満があるなら.とにかく.大切なのは政治を変革することやないやろうか。自由民主党に不満があるなら.自由民主党やその公認議員に選挙で投票しないことや。それから無所属にも気をつけんとアカンで。保守系無所属なんて.当選すればホイホイ自由民主党に尻尾ふるだけや。日本共産党以外はすべて資本主義擁護党だから。そやけど.政治を変えるためには.国民にもそうとうな痛みがつきまとうもの。やはりなにかを変えていく時には.相当なエネルギーが必要だ。選挙で自由民主党から野党に政権がようやく移っても.結局また自由民主党に政権を明け渡す。これがイギリスやアメリカの二大政党のように.政策本位で政権を争い.国民もその政策により政党を選択し.政権が変わるというのなら納得出来る。そやけど.日本のどの政党をみても政策本位で政権を取る力はない。自由民主党にしても利権と予算の配分だけで長く政権を維持してきただけや。また国民も政策本位で議員を選ぶ有権者がどれだけいるか疑問がある。資本主義社会はピラミッドの社会であって.その底辺は圧倒的多数の労働者である。なのに資本主義擁護の自民党は.決して労働者の味方はしないということがわかっていないのだから.ほとんどの有権者は何の考えもなく.ただ漠然と投票しているのとちがうか。だから政権交代といっても.まあ.いうたら男好きの女が前に別れた男のほうがよかったといって.またヨリを戻しているようなものや。また金さえもらえば.どの政党にでも鞍替えする.日和見根性の人間もたしかにいる。だけど.ボクはそんな自分の主張と一票をもっと大事にせんかい.といいたい。たかが一票といっても.選挙の結果によっては命取りになることもありまっせ。原発や産廃誘致の問題なんかは真剣に考えんと.とんでもないことになるで。たかが一票なんていえんのや。そのくらいの覚悟をもって投票せなアカンな。とはいっても今日び「ひどい政党ばかりでどこにも投票できん」という声も聞く。たしかに.国民だけをトロイとは責められない。ホンマ.日本の政治は不毛やで。このままではやはり.自由民主党の一人勝ちやな。 -『ゼニと世直し』青木雄二著 / 大和書房 ¥1200(税別)より抜粋 -

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