[111] 「産まない方が問題だ」発言、麻生財務相が釈明 http://www.asahi.com/articles/ASGD86S42GD8UTFK025.html?iref=comtop_6_03
名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会
(14/12/09-02:48)
「産まない方が問題だ」発言、麻生財務相が釈明 われわれは文部省の教育で.子供の頃から日本国民には「言論の自由」があると教えられておりますが.それは真っ赤なウソです。ひとたび会社の中に入ったら「言論の自由」なんてものはありません。そこは奴隷とご主人様の世界です。奴隷はご主人様の都合の悪いことを言うわけにはいきません。社会的な関係から全く切り離された.純粋な「人間」などというものは.歴史上存在した試しはないのです。資本主義社会の中では.特権や才能に恵まれたごく一部の人間を除く大多数の人間は.資本に奉仕して.自らの労働を時間で切り売りする労働者としてしか存在しえません。労働者であってはじめて人間たりえるのであります。現代人として生きようと思ったら.我々はこの資本主義のシステムに組み込まれて.労働者になって働く以外に生きていく方法はないのです。そこで働くということは.労働者として資本に支配されるということであります。従ってそこで働く限り.資本に都合の悪いことは言えないのでありまして「言論の自由」なんてものはないのです。マルクスは「労働者は工場で一日の仕事を終え.自分の家に帰ってきてはじめて.本来の自分を取り戻すのである」と書いております。人間は誰しも売るものを持っております。それは「労働力」であります。マルクスは資本主義の価値体系の基本に「労働力」をおきました。一日の労働で生じた精神と肉体の疲労が労働力となるわけであります。さて.労働者にとって労働は一日で終わるものではありません。労働は生きていくためにしぬまでつきまとうものであります。そこで労働力の「再生産」が必要なのであります。労働力の再生産は必要不可欠であります。もし再生産が出来なくなれば.それしか労働者としての死を意味するのであります。労働力が消えてしまえば資本主義社会は立ち行かなるはずなのですが.うまく出来たもので.人間は労働力を再生産するだけでなく.労働力を持つ人間を再生産することも出来るのであります。生殖と教育によって.労働力は労働力を生産しつづけ.そして資本家は笑いが止まらないのであります。つまり「一人の労働者が.労働力を再生産するために必要な費用が給料」なのであります。この労働力の再生産のために必要な労働を「必要労働」または「支払い労働」といいます。なぜわざわざ「支払い労働」などと言う呼び方をするのかというと.その背後に労賃が支払われていない「不払い労働」が存在するからであります。この労働のことを「無払い労働」または「搾取」「強要労働」といいます。ここに資本家が肥え太る秘密が隠されているのであります。 「まんが 勝ち逃げ資本論」青木雄二著/ 光文社829円(税別)より抜粋
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