[172] 【立憲民主の登場に沸く共産「野党共闘」の芽、ふたたび】→ http://www.asahi.com/articles/ASKB5015LKB4PTIL02K.html?iref=comtop_favorite_02
名前:『ナニワ金融道場』管理運営委員会
(17/10/06-16:08)
「大工業によって作り出される交通機関の発達は.違った地方の労働者を互いに連絡させ.労働者の団結を促進する。だが.至る所で同じ性質をもつ多くの地方的闘争を一つの全国的闘争に.すなわち階級闘争に結集するには.ただこのような連絡さえあれば足りるのである……。中世の市民が数世紀を要したこの団結を.鉄道をもつ近代プロレタリアは数年にして達成する」(『共産党宣言』)労働者の味方とか.ともに闘おう.なんて味方ヅラするやつらは.あまり信じないほうがええ。ホンマに信用できるのは.利害をひとつにする仲間.つまり労働組合だけや。ただし.無原則に「いっしょに闘おう!」とかいうてもなんにもならん。だいたい自分が可愛い.というのが世の人間の常や。昔は.企業側がゼニをばらまいて組合を分裂させ.第二組合をでっちあげて闘争をつぶす.という話もよく聞いた。そんな中で.どうやってホンマの味方を見つけるのか。それはまず.自分がなんのために闘うのかということを見極めることから始まる。ゼニのためか.名誉のためか.ただええカッコしたいだけか.それとも.もっと崇高な理想を持っているのか.とね……。同じ職場の労働者が乗り気でなかったら.地域の政党に相談するという手もある。いちおう労働者の味方と自称している政党なら.どこでも話しは聞いてくれるで……。まあ.最終的にはひとりでも闘うというくらいの覚悟と芯の強さが必要やな。ボクは.なんでもひとりでやってきたから.人間正しいと思うことくらい.ひとりでも主張できなかったらウソやで。相談する先もないというのやったら.まずはサークルでもつくって.意見のあう人を集めるというのも手やという。人を集める口実はなんでもええらしい。たとえば.青木雄二の『ナニワ金融道』を読む会でもええのやないか。きっと.ゼニの話しから労働条件の話しになって.待遇改善してもらおうや.ということにもなる。サークルでも入ってみたら.内容が全然違っていた.というのではブルジョアの搾取みたいなもんで実のあるものにはならない……。『ナニワ金融道』第五巻では.肉欲棒太郎の風俗ビル計画に反対する周辺の住民達に.灰原はビルの近くに病院の分院を作れば.風俗営業店の開業ができなくなる.と入れ知恵をする。おかしな話しだが.ここでは風俗ビル反対住民と帝国金融の利害がピッタリ一致しているわけで.両者の団結によって目的を達成する。 -『ナニワ金融道 ゼニの魔力』青木雄二著(講談社¥1400税別)より抜粋 -
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