自由主義経済の「ゼニの論理」を知ると「ゼニの勝者」になれる!!
労働者はゼニを稼ぐために働いている。しかし、会社だって労働者がいなければ利益を上げられない。ここに資本主義社会の本質がある。人間の人格をも変えてしまうゼニの仕組みは非情だが面白い!!
「今の経済状況を見ていて、だれでも素朴な疑問を持つと思う。官僚とか政治家、経済学者なんかが、こんなに山ほど税金を使って、なんで日本の経済ひとつ建て直せないのやろう。じつは、こうなることは、マルクスの経済学が、最初から指摘してきたことやった。日本の政治家や官僚が、資本主義のこの断末魔的な症状に対してなにもできないのは、マルクスを学んだことがないからや。
なにしろ、金持ちが喜ぶ経済理論なんぞ、庶民にはまったく関係ない。そういう面でも、マルクスの理論は、労働者ひとりひとりの毎日の生活を向上させるための武器となるのやから、実際に役に立つわ。ともあれ、命の次に大切なものはゼニだとしたら、このゼニの本質をよく知らなければあかんのや。マルクス経済学を知れば、ようわかるで。」
(第一版・序文)
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